オーダーキッチンで収納力をアップできますか?
スーパーの特売日、たくさん買い込んできた食材、調味料や保存食。時間短縮に便利な調理器具。作業の負担軽減になる電子機器。使い込むほど愛着がわく食器類。使い道の多い保存パック。
どれもこれも必要なモノ。どれかひとつ欠けては毎日の家事に支障が出てしまう。
けれど、モノが溢れすぎてどこに何があるのか分からない状態になっていませんか?
家事をする時間が最も長いのがキッチンです。できるだけ快適に過ごせるように作業スペースを多く取りたいですよね。
そのためにはまず、モノたちの置き場をつくることが大切です。ちょっとした工夫が活きるオーダーメイドは、希望をオーダーすることで理想に近づける魅力的な方法です。
今回はモノが溢れないようにキッチンの収納力アップをオーダーして、すっきりとしたキッチンをつくるためのポイントをまとめてみました!
取り出しやすいのが一番!
どんな家具屋さんがいいですか?
キッチンに限らずオーダーメイドを考えるときは、お願いする家具屋さんがきちんと話を聞いてくれるかどうかに注目してください。
こちらの希望を汲み取り、その上で専門家の立場から出来ることと出来ないことを明確にし、そこから望むもの以上の提案ができるかというのは非常に大切です。
それがキッチンとなると、途中様々な不具合が生じるなど問題も起きやすくなります。そのときに、きちんと対応し得るだけのコミュニケーション能力があるかは仕上がりに影響してくるでしょう。
きちんとしたコミュニケーションができ、技術力が高く安定していることは絶対条件と考えた方が良いでしょう。
依頼するお店の強みがあると思いますので、そういったことも聞いてみると良いかもしれません。個人店ではこだわりの専属職人がオーナーであるなど、より顧客と近い関係性を築けるのではないでしょうか。
希望を叶えてもらいやすい、もしくは想像以上の提案をしてくれる傾向が強いようです。
話は聞くよ!
どうすれば収納力をアップできますか?
便利な調理器具は時間短縮や作業の負担軽減には欠かせません。
しかし、便利だからといって増えていく一方では、スペースも奪われていきます。広さは変わらない、限度は決まっていることを念頭に置き、本当に必要なモノだけを、使う頻度とのバランスを考えて厳選していくことも大切です。
あとは、作業を滞りなく進めるためには、無理のない姿勢で取り出せるということも、日々の不便を生まないためにもとても大切です。
一般的に収納力をアップする方法としては、収納棚であれば奥行きを深くする、棚板を増やす、などの方法があります。
引き出しタイプは、奥行きを深くして引き出しの長さを取ることで、奥の空間を無駄なく利用できるのでお勧めです。
低いタイプのキャビネットなら、天板部分を広く取れば、電化製品を置いても、さらに作業スペースも取れ、作業効率が良くなるでしょう。オーダー時に伝えることでスペースを目一杯利用した設計を考えてくれるのではないでしょうか?
簡単にできる収納アップ術としてぜひ活用していただきたいアイテムが、カゴやボックスです。キッチンはモノが散乱してしまいがちで、その種類も様々です。
例えば、郵便物があると思えば食べっぱなしのお菓子がある。後で片付けようと置きっぱなしにした頂き物はもう何日もそこに置かれているなどです。
それらをカテゴリー別にして収納する場所を決めておけばスッキリします。探しものも楽ですね。急なお客様のときには、とりあえずボックスへと放り込んでおけばすぐに応対できるので便利です。カゴやボックスは同じものにして統一感を出してくださいね。
カゴもいいわね!
カウンターの収納をどうすればいいですか?
カウンターの収納ほどオシャレかつ機能性に富むものはないでしょう!
その活用法は幅広く、キッチン仕事がますます好きになる可能性を秘めていると言っても過言ではありません。と少し大げさかもしれませんが、本当に使い勝手が良いのがカウンターの収納です。
キッチンカウンターは、その中身を見せるか見せないかを最初に決めることでレイアウトやデザインが変わってきます。あなたはカウンターに何を収納したいですか?
キッチンカウンターに収納するものは、炊飯器・ポット・電子レンジ・トースター・コーヒーメーカー・食器・保存用食品や飲料・ごみ箱などです。それらを全部見えないようにするか、見せるように飾って収納するかで雰囲気も変わります。
見せない収納:扉つきのカウンターにすべて収納してしまうタイプです。
モノを外に出さずに仕舞うことで部屋全体がすっきりします。
つくるときには収納する予定のモノをすべて把握し、それらのサイズに合わせた設計
が必要です。
コツはこまごましたモノが行き場をなくさないように、あらかじめ何もないスペースを
確保しておくことです。
見せる収納: 扉がないので置き方ひとつで印象が変わるタイプです。
モノの形や柄にこだわる人は見せる収納を選ぶ傾向があります。
家主のセンスでアンティーク調やシック、ナチュラル系や高級感を出すのも自由自在。
こまごましたモノが無造作に置かれていてもオシャレな雰囲気がでます。
これらのふたつの収納に共通していることは、キッチンカウンターという限られた場所を有効活用していることです。
無駄なく多くのモノを収めるためには、少しの隙間や空間も活用できるように、仕切りを増やす、ラックを使う、などの工夫をすることで収納力はアップします。
また固定的な電化製品やゴミ箱などのスペースは必ず確保し、流動性のある郵便物などのモノのスペースは仮置き場という位置づけで確保しておくと、困ることが少ないでしょう。
カウンターの使い方、難しいわ!
吊戸棚の役割は?
人気を二分するのが吊戸棚です。これは非常に収納力があるのですが、何よりも使いにくいことが難点です。確かに収納力は抜群ですが、多くの家庭ではたくさんのモノが大切に仕舞われています。
果たして本当に必要なモノなのかが疑問です。
ここでは、常用するモノを収納していることを前提に進めたいと思います。日常の動作領域で吊戸棚の中のモノを取る動作は非常に負担がかかります。
なぜなら、一番上段になると見えない上に、届かないからです。
例えばお料理中、急に必要になったモノを取り出すのに、火がついていると危険です。一旦火を止めて、などとやっているうちにお料理の手順が狂って焦がしてしまう、量を間違えてしまう、などの失敗が起こるかも知れません。
しかし、危険ながらこの優秀な収納力を見過ごすわけにはいきません。以下に問題点と解決策をまとめてみました。
「戸棚に限らずモノの出し入れはスムーズでなければ使わなくなる。」というのが定説のようです。
せっかく優秀な収納スペースを無駄にしないために覚えていてほしいことは、出し入れがスムーズにいくのは腰の位置から目の高さまでということです。
これを参考に吊戸棚の取り付けを考えると利便性に優れた吊戸棚が完成するでしょう。
戸棚は意外と使いにくいのよ!
オシャレにするにはどうすればいいの?
オシャレな空間は、そこにいるだけで気分が良くなりますよね。キレイな女優さんが優雅にモーニングをする場所のような雰囲気を自宅でも出せたら毎日がウキウキですね。
そんな空間をつくるのは実はとても簡単なのです。まずはどんな雰囲気にしたいかを決めましょう。
パリのパン屋さんのようなカフェ?ファンキーなファーストフード店?落ち着いたシンプルな喫茶店?自分の好きなイメージが決まったら、それに合う小物を探しましょう。
あと気に掛けたいのが配色です。収納カゴやラック、キッチンマットやカーテンにいたる色を同色でコーディネートすることでセンスの良さが引き立ちます。また、真逆の色で組み合わせるのも違う雰囲気がでます。
オシャレな工夫としては、オブジェや写真を置くことでその空間のアイコンのような役割をはたし、オシャレ感がアップすると思います。
オブジェはどこか遠い外国の不思議な彫刻や日本ではないような美しい色味など、写真は思い出を凝縮したとびきりの一枚を選ぶといいですね。
オブジェや写真などの置物には、ちょっとしたカモフラージュの役目もあります。
例えば、キッチンでは水回りなどはいつもキレイなのが理想ですが、用事をしているときは難しいですよね。そんなときにお客様が来られたらもう大変!そんなときにとても役立ちますよ。
オシャレな空間、そのために一番影響力が強い方法とは何でしょう?
それは家具などの大きいモノです。大きいとそれだけで存在感があるので、小物を揃えるより効果的です。
家事の合間のちょっと一息用にオシャレなパイプ椅子はいかがですか?思い切ってダイニングの椅子だけ取り替えるオシャレな雰囲気に変えるのもいいかもしれません。
これらが物理的なオシャレにする方法です。しかし、大切なのは気持ちです。そこにいて気分がよくなるかを基準にしましょう。
こんなのだったら素敵ね!
オーダーキッチンで叶える理想の暮らし
毎日のお料理や食器洗いも、お気に入りの場所なら楽しくなりそうですね。
作業動線が効率よくあり、機能性に溢れたキッチンは身体的負担を軽減するだけではなく、心理的負担をはねのけてくれるかもしれません!とかくストレスが溜まりがちな家仕事、その中心にあるキッチン。
できるだけ笑顔が溢れる場所でありたいですよね。あなたはどんなキッチンが理想ですか?気付いたら笑顔でいるのはどんな場所ですか?希望をオーダーするのがオーダーメイドの醍醐味です。
働く人が笑顔になれるキッチンを、ぜひオーダーキッチンの魅力で叶えてくださいね!