NEWS

ニュース

壁面本棚はどんな時に取り付ければいいですか?


完璧な本棚とはどんなものでしょうか?知識を吸収するためになくてはならない本は、人間の思考が発達し表現する人が増えることや、それを求める人がいる限り増え続けていきます。素晴らしい本が世に溢れることは良いことなのですが、個人の家に溢れるとなると少し困ったことになります。

それは、収納場所が限られているからです。気に入った本やバイブル的な本ならいつまでも手元に残しておきたいものです。

しかし、たまりにたまった本が床に散乱してしまう、積み上げられた本が雪崩れてしまう、読みたい本をすぐに見つけられない、など悩みは尽きません。

できるだけ多くの本を整然と並んだ状態できれいに残しておきたいなら、オーダー壁面本棚を活用しましょう。

読みたい本がすぐに見つかる、探す手間がなくなるなど、日常がスムーズに運ぶことによって生活の質もきっと上がります。

壁面本棚は自分の希望をオーダーすることで、本のサイズや量に見合った本棚を製作することができます。壁面本棚の利点を知ることで、自分だけの特別な本棚を作りましょう。今回は、オーダーする前に知っておきたいこと、注意したいことをまとめてみました。

壁面本棚の収納力はどれくらい?

壁面本棚のメリットはその収納力にありますが、一般的な本棚と比べてどれくらいの余裕があるのでしょうか?

一般的な本棚はそのてっぺん部分から天井までに空間があるのが特徴です。しかし、壁面本棚はこの空間部分を有効活用できるので、必然的に収納力が上がります。

需要の高い本棚(幅89㎝×奥行き29㎝×181㎝)を例に見てみましょう。こちらの本棚(棚数:18棚@高さ30cm×幅20㎝)にハードカバータイプの本をぎっしり詰めたとすると、本の厚さにもよりますが、160~200冊は収納可能です。

このサイズと同じ壁面本棚をオーダーした場合を考えてみましょう。

日本の家の床面から天井までの平均は、約220~240㎝です。そうすると、高さ181㎝の先ほどの本棚のてっぺんから天井まで、約20~60㎝の余裕が生まれる計算になります。先ほどの本棚の棚のサイズの高さ30cmなので、240㎝の高さの家なら、さらに30冊ほど収納できる計算になります。

ライフスタイルによって、所有するモノもどんどん変わってきます。その分収納場所もさらに必要になってくるでしょう。

そんな時にも壁面本棚は活躍します。壁面本棚の活用は本だけにとどまらないからです。本棚を仕切る棚板を支えているのが棚受けというものなのですが、こちらを可動式にし、あらかじめ棚板を自由自在に動かせる仕様にすれば、モノのサイズに合わせて棚板を設置することが可能です。

棚板を後に増やすためにあらかじめ棚板を多く仕立ててもらう、棚受けの可動範囲を細かく設定してもらう、なども含めて考えることをお勧めします。

こんな書庫あればいいな!

壁面本棚のオーダーと既製品の違いは?

壁面本棚のオーダーと既製品の違いのメリットとデメリットをまとめました。

メリット

デメリット

あと、壁面本棚をオーダーするメリットとして付け加えたいことは、現在のお部屋のイメージに合わせられるということです。

既製品だとなかなかピッタリ合うものは見つけられないでしょう。しかし、自分の希望をオーダーすることで、お部屋の雰囲気や他の家具との相性を考慮できるのです。そうすることで、お部屋に統一感が生まれ、すっきりとした環境が出来上がります。覚えておきたいメリットです。

セミオーダー家具との違いは?

セミオーダーはベースの形があり、ある程度自分の希望に合ったものを選ぶことから始まります。

そのために、妥協をするべき点も出てくるかもしれません。しかし、近頃は、セミオーダーと言ってもその括りが家具店によってまちまちであり、フルオーダー並みのクオリティがあるセミオーダーかも知れませんし、逆に、既製品に果てしなく近く、少し手を加えるだけの手間をセミオーダーとしている家具店もあるかも知れません。それがお店のコンセプトで、それに見合うサービスを提供するなどの販売方法があるのかも知れません。

そういったことから、後に、解釈の違いが生み出すトラブルを招かないように、お店選びには慎重になりたいものです。

さらに、お店が決まってからも、お店の方とよくお話されることをお勧めします。

材質はどんなのがいいですか?

ずっと流通しているものを選ぶことを基準に考えることをお勧めします。なぜなら、収納内容や量が変わり、棚板を増やしたいときに、同じ材質で追加してもらうことが可能だからです。

こういったケースがオーダー家具の利点です。壁面本棚は収納力を求められ、重みに耐えなければいけない家具ですので、使われる材質には、しっかりとした重みのあるものが良いでしょう。

次にあげるものは耐久性という意味ではどれもカバーしておりよく選ばれています。

その他、カラマツやヒノキ、パイン材やスギ材などの針葉樹系の材質も好まれますが、これらは柔らかい、軽い、などの特徴を持っており、モノをたくさん収納するという点からは合わないかもしれません。

材質は、木目の美しさ、加工のしやすさ、接着性・塗装性・乾燥性の良さなど、湿度や温度によって変化する性質、と実に様々な特徴を持っています。環境の変化に敏感に反応する木はやはり生き物だと思います。それゆえに、温かみを感じられるのでしょう。

中には年月を経て、木の色や触感が変わるもの、手になじんでいくものもあり、それにより、愛着がわき、自分とともに生きているとさえ思えるのではないでしょうか。

オーダーメイドは、サイズやデザインなど自分の希望を伝えることにより、自分だけの家具が作れることがひとつの醍醐味ですが、材質にこだわることでさらなるオリジナリティが増し、ますます、自分にとって特別感のある家具になると思います。

いわば人間であれば性格と言い換えられるような、木が持つ特徴を知り、自分に合った材質を選ばれると、出来上がった家具はきっと良き相棒となるような気がします。材質にもこだわってみてはいかがでしょうか?

材質にもこだわりを!

取り付けた本棚の場所を変えることはできますか?

壁面本棚を取り付ける際の施工によりますが可能です。しかし、ある程度の条件はあります。

多くの家具店は壁との一体化処理をして壁との隙間をなくすことで、すっきりとした統一感のあるインテリアを実現させます。

耐震補強のために、家の構造に合わせた必要な施工をすることも、災害が多い近年の日本では通常となっています。

さらに、木の本来の特性で時間が経つと壁や床などが反り返ってきます。(家の構造材料に木が使われている場合) 反り返ると本棚の背面部分と壁に隙間ができてしまうため、あらかじめ加工をして設置することが多いのです。

そのような施工をしている場合は、壁面本棚の場所を変えることは難しいかもしれません。あと問題なのは、壁のサイズに合わせた設計をしているので、移動しようとしている場所が、そのサイズと同じでなければ難しいかもしれません。そうなると、新たな壁にとっては、既製品のクオリティとなることは免れないのではないでしょう。

しかし、マンションの規定で壁に釘を打つことができない、将来引っ越しの予定がある、などの可能性を踏まえたうえで、取り外しができる施工やあらかじめ移動を前提にした組み立てなどが可能です。

また、天井までの空間を目一杯使い、突っ張り棒の原理を利用し、耐震補強も含め、見栄えに支障がないように取り付けるなど、製作段階で対応してくれます。

自分の希望を叶えられる、それがオーダー家具のメリットのひとつであるので、まず相談されると良いでしょう。

これは嬉しい!

壁面本棚をオーダーするときの注意点

壁面本棚の収納力やその他の魅力を知っていただけたかと思います。実際にオーダーをするときに注意したいことをまとめました。

・収納するモノの選別(不必要なモノはこの機会に処分する)

・引っ越しなどの人生設計を考え直す(取り外しが可能のタイプにするか否か)

・自宅の壁がどのような構造材料なのかを知っておく(それにより施工タイプが変わる)

・他の家具の材質や色のバランスを考える(統一感を出し、すっきりさせる)

・希望する材質の特徴を知る(他の家具の材質と合わせることでさらなる統一感が出る)

大体のことは、依頼する家具店のスタッフが教えてくれますが、自身でもしっかり把握しておくことで、より自分に合った環境づくりができると思います。

まとめ

壁面本棚は、その収納力の高さ、インテリアの美しさや優れた空間利用という点では、とても満足度の高い家具です。

居心地の良い場所、心を休ませる時間、それは素晴らしい環境があってこそ叶うことだと思います。

本棚を利用することで、自分のための環境づくりができるならこんなに良い方法はありません。

壁面本棚を専門に取り扱う家具店も増えており、そのクオリティもアイデアもますます進化していますので、ぜひ壁面本棚をオーダーし、自分だけのオリジナリティ溢れる素敵な空間づくりをしてほしいと思います。

 

 

TOP