NEWS

ニュース

ハンドメイド家具をオーダーするときに注意することは?


ハンドメイド家具、素敵ですよね?住まいに合った理想の家具。使い勝手の良さやこだわり、世界に一つだけの自分だけの家具を揃えるのは、空間を自分の思い通りにデザインすること。そんな空間で心安らぐひとときが過ごせる。そんな贅沢な空間の使い方を叶えてくれるのが、ハンドメイド家具の良さですね。

ハンドメイド家具と一口に言っても、仕様や素材、構造やグレードで完成品は変わってきます。さらに、アンティーク調やカントリー調、ナチュラルやシンプルモダンとその種類は豊富です。

どんなスタイルにするか、素材や構造などの組み合わせもすべてあなた次第。あなたはどんな家具が欲しいですか?イメージはありますか?欲しいと思ってもいろいろ考えることはありそうですね。

本物のハンドメイド家具、自分を喜ばせてくれる家具に出合うための行動も、ハンドメイド家具を持つ醍醐味です。たったひとつの自分のためだけの家具に出合えるといいですね。

素晴らしいハンドメイド家具に出合うための基礎知識や注意点

基礎知識

メリット:自分好みで高品質、構造などにこだわれば丈夫な家具ができる

デメリット:自分の希望を職人に正確に伝えられるかによって出来が変わってしまう場合がある

 

ハンドメイドの程度:

ハンドメイドと言ってもその程度は様々で、大まかに分けて3種類あります。

・オリジナル家具→家具店がもともと扱っている商品を発注後に制作する

・カスタム→オリジナル家具をベースに顧客の希望のサイズや仕様、素材や色を変更する

・フル→顧客の希望や間取りなどを考慮してデザインから起こし制作する

※家具店によって名称が異なる場合があります。

 

発注から納品の基本的な流れ

家具店に問い合わせる → 打ち合わせ → 採寸のための自宅訪問 → 再度家具店と打ち合わせ(見積など) → 契約 → 制作開始(入金後に開始する所が多い)→ 完成・納品・設置

※入金のタイミングや回数、打ち合わせや自宅訪問の回数は家具店によります。

 

家具店選びのポイント

数ある家具店から自分に合ったお店を探すことは大変です。しかし、どの家具店を選ぶにしても共通して注意するべき点があります。

・ハンドメイド家具は、‘家具店のスタッフとのコミュニケーションがその出来を決める’と言われています。というのは、自分の希望や完成イメージ、住宅環境や生活動線を考慮した配置など、正確に伝えるべきことが多いからです。(そのスタッフが設計士であるならなおさら良い。)

その際、マニュアルに沿って話をするだけ、打ち合わせに時間をかけない、などのお店は、後にトラブルの元となり兼ねないので、最初の時点でしっかり話を聞いてくれるかということに着目した方が良いでしょう。

・アフターフォローの有無や程度はお店によりますが、設置後しばらくは様々な不具合は必ず出てくるので、普段から、連絡が取りやすいかどうか、迅速な対応を心掛けているかを含め、アフターフォローの取り決めがしっかりしているところを選んだ方が良いでしょう。

見極めが大切!

実績はどう判断すればいい?

では、気になるのがその家具店の実績でしょう。(実績とは、ここでは購入者の満足度として考えたいと思います。)

例えば、どんなに売上げがよく繁盛していたとしても、どんなに腕の良い職人だ、とホームページ等で宣伝していたとしても、その実績を目にできないのであれば、信じがたいのが心情です。

たとえ、売上げが良くても、様々な戦略を経て売った結果であるかもしれません。売上げの良いお店・よく売れているお店に、必ずしも自分に合った商品がある、とは限らないのです。

店舗の有無によってのメリットやアクションを考えてみました。

店舗がある:

見て触って試してみることで利点や難点を体感できる

店舗の雰囲気から自分の生活空間と合うか吟味できる

自分のイメージが定まっていないとしても、材料の質感などに触れることで明確化しやすい

 

店舗がない:

工場見学などを受け付けているか問い合わせてみる(実際に制作工程を見学できる工場見学は、店舗訪店よりはるかに価値がある)

サンプルがあれば試用期間を設けてもらう

店舗の有無に限らず知っておいたほうが良い情報として、職人の大事にしている思いや職人になった経緯などを探ってみることをお勧めします

職人がどんな思いで家具製作に取り組んでいるのかを知ることで、自分に共通した思いを感じることができるかもしれません。そうすることで信頼感が生まれ、コミュニケーションが取りやすくなると思います。

話は逸れますが、その家具店が出しているホームページを運営しているのがどこかということも確認しておきたい点です。

というのは、実際には設計事務所や工務店が運営している場合があるからです。そうなると家具店に依頼しているつもりでも、実際は設計事務所や工務店を介しての注文となり、諸費用が加算され割高になる可能性があります。

しかし、考え方によっては、専門の設計士やコミュニケーション能力が高いスタッフ、アフターフォローがしっかりしている、などの利点もありますので、その点を踏まえて考えた方が良いでしょう。

 

売上じゃない!顧客満足だ!

 

生活空間を見てもらうことは必要?

ハンドメイド家具を選ぶ目的は様々ですが、やはり、‘自分の理想の住まいを実現させるため’という理由が大部分を占めると思います。

既製品では得られない自分だけのこだわりを詰めたハンドメイド家具は、あなただけの空間を彩る大切なアイテムです。それを置く生活空間や住人の生活動線などを伝えることはとても大切です。

1ミリの違いでさえも、寸法に合わない、イメージが変わる、などの不具合を起こす要素になることは否定できません。採寸にしても、専門のスタッフにお任せすることは、ハンドメイド家具を生かし、設置後の全体のバランスをうまく整えるためにも、実際に見てもらうことは重要な段取りと考えた方が良いと思います。

さらに、経験を積んだスタッフに相談することで、自分が求める以上の空間を提案してもらえるかもしれません。そういったことから、可能な限り見てもらい、採寸してもらうことをお勧めします。

 

遠方の家具店に依頼する場合のやり取りは?

では、依頼する家具店がとても遠方にある場合はどうすればいいのでしょう?

 

こういった条件でも発注をしたいと思えるような家具店というのは、評判も良く、それなりに実績があることが多いので、家具店側でもそういった依頼にも応えられるよう対策をしていることがほとんどです。遠方の家具店に依頼する場合の注意点や対処方法をまとめました。

これらの注意点は、主に希望をデザインしてもらうフルオーダーの場合です。

オリジナル家具やカスタムオーダーの場合、商品ありきで考えるのでこれらの注意点によるリスクは低くなると考えられます。

それなりの実績があり、経験もある家具店なら心配はないかもしれませんが、遠方からの依頼に不慣れな家具店は、上記のことなども合わせてよく相談されることをお勧めします。

 

費用はどれくらいかかるの?

費用は家具の種類やサイズ、材料や仕様などによります。またサイズが大きければ大きいほど、それに伴う材料費や配送料なども当然高くなります。

さらに、板材の構造、木目の特徴や木材の種類、仕上げなど選択する項目は実に多岐に渡り、またその項目ひとつひとつによって費用も変わってきます。以下に代表的な家具の人気仕様パターンに合わせた相場をまとめました。(家庭サイズ)

※部分仕様の無垢材あり。デザイン料や家具店独自の値段設定は考慮していません。

 

納期はどれくらいかかるの?

材料の仕入れや家具店が抱えている発注量などによって変わりますが、発注から3~6ヶ月とあらかじめ明記しているところがほとんどです。しかし、入居に合わせる、贈り物にしたい、など顧客のニーズに合わせた対応をしてくれるところは多いようです。

 

まとめ

ハンドメイド家具は、生活空間を自分のこだわりの家具で彩ることで自分の心を満足させてくれます。

しかし、その一点ものを手に入れるまで様々な問題もあり、費用もそれなりにかかります。その分長く使うことが可能です。また年月が経てば経つほど味わいも出てきます。

家族団らんのダイニングテーブル、子どもの成長に伴い中身が変化する本棚、ステータスが上がるたび抱える疲労感を包むソファ、それはまさに共に歩む相棒のような存在になるのではないでしょうか。

職人の技と自分の思い入れが詰まったハンドメイド家具で設えた心地よい空間で、リラックスする贅沢を味わってみませんか?

 

TOP